プロフィール
澤元 清延 (さわもと せいえん)
1985年〜 静岡県磐田市出身
2003年: 富山県井波町(現 南砺市)にて澤義博氏に師事する
2011年: 年季を明けて地元にて独立する
澤元 陽子 (さわもと ようこ)
1982年〜 富山県氷見市出身
2001年: 京都伝統工芸専門学校に入学
2003年: 同校卒業後、仏像彫刻師の須藤光昭氏に師事する
2010年: 第33回京仏壇・京仏具技術コンクールにて京都府知事賞受賞
2015年: 結婚を機に静岡に引っ越し現在に至る
袋井市浅名にある澤元彫刻・澤元清延さんの工房を訪問。
工房の中に入り、まず目に飛び込んだのが、現在作業中の大きな鬼飾り二つ。
物が大きいので、ひっくり返したり、輪郭を取るのがとても大変な作業のようです。
この鬼飾りの横に座り、井波での修業時代のお話をじっくりと聞かせていただきました。
8年間の修行、親方と兄弟子にはとてもお世話になったそうです。
途中、思ったことは…
私の息子も井波の厳しい修行に耐えて、一人前の彫刻師になってほしいな〜(想像)
(息子はまだ小学生で…親の勝手な夢です)
木彫刻の町「井波」がある富山県南砺市
瑞泉寺をはじめ、見どころがたくさんあるそうです。
今は道が良くなって、車で楽に行けるので、是非、出掛けてみてくださいとのことです。
日帰りで行けますか?と伺うと、
「行けますが、せっかくですので、行くなら泊まりでゆっくりと楽しんできてください」
と仰っていました。
それから、浜松市西区入野町彦尾・鶴亀連の
原寸の下絵を拝見させてもらいました。
墨で描く下絵、字の上手さ、
彫刻師には大切なことなのですね。
絵はまだ未熟で、澤親方には到底及ばないと仰っていました。
仏師の妻・陽子さんも絵がとても上手で、鶴亀連の下絵も手伝ったそうです。
井波の彫刻修行など、貴重なお話が聞けました。
訪問後の追記
工房の入口に表札が掲げられたのでトップの写真を撮り直して
差し替えさせてもらいました(2022年10月1日撮影)
静岡県磐田市森下にある興徳寺を見学
↓興徳寺の本堂欄間彫刻(2022年10月1日撮影)
清延さんが2011年から2012年にかけて制作されました。井波では、本堂の欄間のことを唐狭間(からさま)と呼ぶそうです。
澤元彫刻さん関連ページ
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