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道楽親父の祭り紀行

コンセプトconcept

2018年9月16日(日)

澤元彫刻さわもとちょうこく澤元清延さわもとせいえんさんを訪ねて


プロフィール
澤元 清延 (さわもと せいえん)
1985年〜  静岡県磐田市出身

2003年: 富山県井波町(現 南砺市)にて澤義博氏に師事する
2011年: 年季を明けて地元にて独立する

澤元 陽子 (さわもと ようこ)
1982年〜  富山県氷見市出身

2001年: 京都伝統工芸専門学校に入学
2003年: 同校卒業後、仏像彫刻師の須藤光昭氏に師事する
2010年: 第33回京仏壇・京仏具技術コンクールにて京都府知事賞受賞
2015年: 結婚を機に静岡に引っ越し現在に至る


袋井市浅名にある澤元彫刻・澤元清延さんの工房を訪問。

工房の中に入り、まず目に飛び込んだのが、現在作業中の大きな鬼飾り二つ。
物が大きいので、ひっくり返したり、輪郭を取るのがとても大変な作業のようです。



この鬼飾りの横に座り、井波での修業時代のお話をじっくりと聞かせていただきました。
8年間の修行、親方と兄弟子にはとてもお世話になったそうです。

途中、思ったことは…
私の息子も井波の厳しい修行に耐えて、一人前の彫刻師になってほしいな〜(想像)
(息子はまだ小学生で…親の勝手な夢です)

木彫刻の町「井波」がある富山県南砺市
瑞泉寺をはじめ、見どころがたくさんあるそうです。
今は道が良くなって、車で楽に行けるので、是非、出掛けてみてくださいとのことです。
日帰りで行けますか?と伺うと、
「行けますが、せっかくですので、行くなら泊まりでゆっくりと楽しんできてください」
と仰っていました。

それから、浜松市西区入野町彦尾・鶴亀連の
原寸の下絵を拝見させてもらいました。



墨で描く下絵、字の上手さ、
彫刻師には大切なことなのですね。

絵はまだ未熟で、澤親方には到底及ばないと仰っていました。

仏師の妻・陽子さんも絵がとても上手で、鶴亀連の下絵も手伝ったそうです。


井波の彫刻修行など、貴重なお話が聞けました。


訪問後の追記

2022年10月1日(日)

工房の入口に表札が掲げられたのでトップの写真を撮り直して
差し替えさせてもらいました(2022年10月1日撮影)

静岡県磐田市森下にある興徳寺を見学
↓興徳寺の本堂欄間彫刻(2022年10月1日撮影)

清延さんが2011年から2012年にかけて制作されました。井波では、本堂の欄間のことを唐狭間(からさま)と呼ぶそうです。

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